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世界ウイグル会議、日本開催の大きな意義: 靖国神社を訪れたウイグルの人々

投稿日:2012,05,18


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YouTube : http://youtu.be/OF8mNevJzWg
ニコニコ動画 : http://www.nicovideo.jp/watch/sm17852840

5月14日(月)から、東京で世界ウイグル会議が開かれています。

私たちは、「世界ウイグル会議を支援する日本人の会」を設立し、在日ウイグル人の方々を助けて、この会議の成功の為に力を尽くしてきました。

この「世界ウイグル会議」が日本の東京で開かれる事には大きな意義があります。

覇権を求め、膨張を繰り返す中華帝国主義に対抗する為に、私達は世界ウイグル会議の東京開催を支援してきたのです。
つまり、日本におけるウイグル会議の開催こそは、中華帝国主義の横暴に対して、断固としてこれを拒否する日本人の意思を明らかにしました。

民間人の努力ではありますが、日本がウイグル人の自由と人権の為に立ち上がった事を、世界の人々は高く評価しています。

個人的にも私のもとへ、何通もの賞賛の手紙が届いています。

今まで日本は、チャイナの自由と人権の弾圧に沈黙を保っている勇気のない国民と見なされてきましたが、今回のウイグル会議の日本開催で、いささかなりともこの汚名を返上する事が出来ました。

又、ラビア・カーディル世界ウイグル会議議長を始めとする会議の代表団は、靖国神社を訪問してくれました。
ウイグルの方々は、これによって、彼らの誠意を精一杯、日本人に表してくれました。

カーディル女史はかつて、「第二次世界大戦で日本軍がウイグルまで進軍していれば、第二次大戦後、ウイグル民族は独立のチャンスを勝ち得ただろう」と発言したことがあるそうです。
それはちょうど、インドネシアやミャンマーやインドなどが第二次大戦後に独立した事を踏まえての発言でした。
この発言からもわかるように、多くのウイグル人は、大東亜戦争がアジアを侵略した戦争ではなく、アジア諸国を西洋列強の植民地主義から解放した戦争であるという正しい認識を持っています。
我々にとっては大変うれしい事です。


ウイグル解放運動を支援している欧米の所謂「人権団体」の中には、ウイグル代表団の靖国神社訪問を快く思わない人々もいるかもしれません。
しかし、それらは、それらの人々の認識不足が成せるわざに過ぎません。

靖国神社には、インドネシアのイスラム教徒も、インドのヒンズー教徒も、ミャンマーの仏教徒も、宗教の立場を越えて、参拝してくれています。
彼らは皆、抑圧されていたアジア諸国民の解放に尽くし、散華された日本の将兵の慰霊と顕彰の為に、靖国神社を訪れているのです。
ウイグルの人たちが全く同様の志で、靖国訪問を果たしてくれたのは、大変うれしい事でした。

一行のお供をした私は、カーディル議長が玉ぐしを法典し、二礼二拍一礼の神道式の形式で、英霊に敬意を表していただいた事に、特に深い感銘を覚えた次第です。


靖国神社について語れば、きりがないくらいですが、私の友人であるエリ・コーヘンさんは、イスラエル大使の時に、4回も靖国神社に公式参拝してくれています。
それは、第二次世界大戦開戦前後、ナチスドイツによってユダヤ人が、最も弾圧を受けていた時に、日本が彼らを亡命者として受け入れ、援助した事実をコーヘン大使は熟知していたからです。

又、明治以来、日本人とユダヤ人の間にあった多くの美しい友情の歴史を彼はよく知っています。
日本とドイツは、第二次大戦の間、形式的には同盟国ではありましたが、日本は決して、ナチスドイツのユダヤ人差別政策を受け入れませんでした。

靖国神社を軍国主義の象徴と非難する内外の人々は、こういった基本的な事実にすら無知な人々であるか、あるいは事実を捻じ曲げて日本を攻撃しようという人達ばかりです。
自由・人権の立場から、靖国神社を批判する人は、ナチスドイツの弾圧に最も苦しみ、最も多くの犠牲者を出したユダヤ人国家イスラエルの大使に、石を投げつける気でしょうか?

コーヘン大使の靖国参拝などは、内外の靖国批判が如何にナンセンスであるかを、最も雄弁に物語ってくれています。


私たちが、何故、ウイグルの解放と独立の運動を助けるのか、又、助けなければならないのか、この事を少し深く考えてみましょう。

第1に気が付かなければいけないのは、今日のチャイナ帝国主義の隆盛をもたらした原因の一つが、日本人自身の行動であったという事です。
日本は何十年にもわたって、特に過去20年に渡っては、猛烈な勢いでチャイナの経済発展を助けてきました。
政府による対中援助や、民間投資、企業による技術移転、などが、チャイナの経済発展を支えてきました。

チャイナ経済の発展を支えた最も大きな外的要素が日本からの援助であった事は事実です。
中国共産党政権は、この経済発展に力を得て、軍事力を拡張し、対外膨張の帝国主義政策を取るようになりました。
又、その軍事力を内に向けて、ウイグル人やチベット人の弾圧を強化してきました。

つまり、チャイナ軍国主義の基盤である経済発展、それを助けてきたのが日本だったのです。
日本は、経済援助により、チャイナを強力な軍国主義・帝国主義国家に育て上げ、それによって自ら侵略の圧迫を被るという誠に愚かな行為を続けてきたのです。

この意味において、日本人は、チャイナ帝国主義から抑圧を受けているウイグル人やチベット人、南モンゴルの人々、そしてチャイナ国内の少数民族の人々へ、道徳的負債を負っていると言えるでしょう。


第2に、日本が所謂「東京裁判史観」によって、自縄自縛に陥り、チャイナの軍事膨張を抑止できなかったことも又、日本人の責任と言えるでしょう。
日本が、正常な国家であれば、チャイナが如何に軍事膨張をし、帝国主義的な政策を取っても、それを抑止するに足る軍事力を整備し、アジアにおける健全な軍事力の均衡を作り得た筈です。
ところが、憲法9条に代表される「東京裁判史観」に自爆された大部分の日本人は、健全な防衛力の整備を怠り、チャイナの帝国主義政策が東アジア、東南アジアを席巻する事を許してしまいました。

この地域において、チャイナの軍事的圧力を単独で、まともに抑止することが出来る国は日本しかありません。
日本人の勇気の欠如が、チャイナの帝国主義の覇権追求を蔓延させてしまった大きな原因の一つです。
この点においても日本人は責任を感じないわけにはいきません。


何故、日本人が、ウイグル人を助けるべきなのか? その第3の理由は、明治維新以来の伝統がそれを求めているからです。
明治維新の理想とは、日本一国が、近代統一国家となることだけではなく、専制と西洋植民地主義に苦しむアジア諸国民が独立を達成し、近代国家を建設する事でもありました。
そのようにして、アジア諸国民が自立する時に、初めて、平和で反映するアジアが可能になると、多くの日本人は考えてきました。
幕末の多くの志士、思想家、為政者は、そういった理想を掲げていました。

分かりやすいところでは、吉田松陰、勝海舟、橋元佐内なども、そういった理想の持ち主でありました。
実際、明治維新以来の日本は、西洋列強と妥協を繰り返しながらも(日英同盟)、西洋植民地帝国主義からアジア諸国を解放するという理想を忘れませんでした。

又、アジアの専制国家からの亡命者を、日本は受け入れ、政府はともかくとして、多くの志ある民間人が、祖国の近代化を目指すアジアの志士たちを援助したのでした。
例えば、李氏朝鮮から亡命してきた金玉均や、清朝政府の弾圧を逃れて日本に革命の拠点を作った孫文を始めとする支那大陸からの亡命者は、この好例と言えるでしょう。

こういった明治維新以来の日本の伝統に目覚めるならば、私達が中華帝国主義に弾圧されているウイグル民族を助けるのは、あまりに当然の事であります。
西洋人の多くは、自由や人権という考え方から、ウイグル人を援助しています。
それを否定するわけではありませんが、私たちの心の根底には、「同じアジア人としての同情」というもう少し別の側面があるようです。

西洋からの翻訳語である自由や人権という言葉を使わないでも、我々のウイグル支援の志を言い表すことは出来ます。

それは、「人道」や「正義」といった言葉でいい表すことが出来るでしょう。

人の道に反する行為を我々は見逃すことが出来ない。
又、「正義・道義」の行われるような世界を求めている。
又、民族の自立と名誉を我々は何よりも尊重する。

こう考えれば、何も「自由」や「人権」という外来の概念を振り回さずとも、ウイグル民族を支援することは、日本民族にとって、当然の責務であると言えるでしょう。


ともかくも、ラビア・カーディル世界ウイグル会議議長、イリハム・マハムティ日本ウイグル協会会長、又、今回の世界ウイグル会議の参加者の方々は、靖国神社を訪問する事によって、最高の形で、日本への敬意を表してくれました。
私達日本人は、彼らのこの行動に対して、より一層の誠意をもって、応える必要があります。

ウイグル民族が独立を勝ち取るまで、彼らの努力を支援し続けてゆかなければなりません。

おそらくは、ラビア・カーディル女史が初代大統領となって、天皇陛下に拝謁を賜るまで、私どもは力を尽くしていかなければならないと思います。

いや、独立を達成した後も、ウイグル民族と日本民族の友情を永続的なものにするために、努力してゆきたいものです。




《告知》5月18日(金)「世界ウイグル会議を支援し中国の覇権を戦うシンポジウム」のお知らせ

YouTube : http://youtu.be/UJGxO8ExY_8

 メインパネリストとして『世界ウイグル会議』の議長であり2006年ノーベル平和賞受賞候補者でもあるラビア・カーディル氏をお招きし、日本側からは国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこ氏を迎え、ウイグル問題を通じて日本が中国の覇権にどのように対峙していくかを討議します。

詳細: http://www.kuretakekai.jp/asia_forums/af35.html

日時:2012 年 5月 18日(金)   開場 18:00 開会 18:30から
会場:日本プレスセンタービル 10 階ホール
   東京都千代田区内幸町2-2-1
料金:一般 2,000 円/学生無料
主催:世界ウイグル会議を応援する日本人の会 http://uyghur-jpsupporters.com/     代表: 頭山興助
シンポジウム大会会長 平沼赳夫、 特別顧問 石原慎太郎
顧問 小田村四郎 加瀬英明 中條高徳 ペマ・ギャルポ(五十音順)
総合司会 藤井厳喜(呉竹会アジアフォーラム代表幹事)

シンポジウム・パンフレットPDF http://uyghur-jpsupporters.com/chirashi.pdf
NET申込みフォーム: http://uyghur-jpsupporters.com/mail/index.html

※藤井厳喜よりお願い。このシンポジウムのお知らせ動画をシェア&告知拡散にご協力ください。(皆様のブログやHP,Twitter等にお知らせ動画等、リンク下さると助かります。)


藤井厳喜・最新刊『超大恐慌で世界の終わりが始まる』のご紹介

★目次 
 プロローグ
 第1章 欧州連鎖破綻ドミノ
 第2章 ユーロは崩壊するのか?
 第3章 二番底、二極化に向かうアメリカ
 第4章 アメリカ大統領選挙の行方
 第5章 中国幻想の終焉
 第6章 BRICs時代の終焉
 第7章 世界丸ごと監視社会
 第8章 日本に残された打開策とは?
 エピローグ




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■本書の構成
第1章 対立 「大企業」対「草の根」
第2章 貧困 1%の富める者たち
第3章 迷走 超インフレか大不況か
第4章 変質 牛耳られるワシントン
第5章 凋落 ユヤダ金融の秘密
第6章 分裂 アメリカを国家破産に追い込む人々
第7章 支配 ビッグ・データと超管理社会


    

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高画質写真のデータなどは、こちらにUPしようと思っています。


日本に対する想い。政治をよくしたいという想い。
政治学を学ぼうと思った、私の原点について語ったインタビュー映像です。

たちあがれ日本 参議院比例第七支部長として、現在も政治活動にかかわる藤井厳喜の原点とは? 政治哲学を志すにいたった原点とは?など、大いに語りました。

  


   ← お知らせ: 『月刊日本(公式TOPにリンク)』10月号で、特別企画で竹田先生と脱原発対談を行わせて頂きました。又、『月刊 日本 2011年 11月号』より、アメリカ大統領選ウォッチングについて、連載を開始する事になり、『月刊 日本 2011年 12月号 [雑誌]』のTPP反対特集号では、ISD条項の危険性について詳細に解説しました。是非、ご参考ください。(私のパブリシティ・ページ寄稿記事の一部が読めます)



【藤井厳喜アカデミー関係動画・復習用の動画再生リストが出来ました】
■再生リスト【第1弾・藤井厳喜アカデミー国民の為の政治学講座・全篇
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