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野田新首相の危うさ、尖閣諸島の領海侵犯事件、無秩序化するリビア、等(AJERチャンネル出演:動画3本付き)

投稿日:2011,09,01

※ 藤井厳喜、『日本人が知らないアメリカの本音 』(PHP研究所・1470円、8月6日発売)、『超大恐慌の時代 』(日本文芸社・1680円、6月24日発売)、共に好評発売中です。
★  藤井げんき・政治活動専用のアドレスが出来ました【 gemki.fujii7@gmail.com 】
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★お知らせ★ 既にお知らせしておりました、藤井厳喜アカデミー第3弾「国際関係論・概論」は、9月4日(日)から、毎週日曜に開講いたします。本ブログ上とYouTubeチャンネルでの公開となります。
★おしらせ2★ 9月3日(土)福岡での藤井厳喜講演会が、一般参加可能となりました。
 お申込み用紙・詳細パンフレットPDFはこちら。  http://www.data-max.co.jp/2011/08/24/110824_fujii.pdf 
9月3日(土)11時開場、福岡市博多区のIPホテル福岡(旧・東京第一ホテル)で、藤井厳喜を講師に招いた昼食付き特別セミナーが開催。会費はひとり3,000円(ランチ代込み)。定員は先着で80名まで。
詳細は、主催者HPをご覧ください♪ http://www.data-max.co.jp/2011/08/post_16074.html
★おしらせ3★ 藤井厳喜のAJERチャンネル出演動画の再生リストができました。出演の都度、随時更新してゆきます。是非、御活用ください。
 http://www.youtube.com/playlist?list=PLE09AEB972E22D31B&feature=mh_lolz


《野田新首相の危うさ-親韓・親中と増税路線》
藤井厳喜(政治学者) 2011年9月1日収録

 YouTube : http://www.youtube.com/watch?v=z0FmT-cvlMI
ニコニコ動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm15485057

 残念ながら、野田新首相には多くを期待することができません。

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第1に、日本経済を再生させるVisionが彼には全くありません。

第2に、外交政策においては、親韓・親中的な傾向の強い政治家です。
彼の親韓傾向を物語る証拠が1つ存在します。
2009年10月11日の民団主催の韓日友好の集い「マダン祭」に出席し、政権交代が出来た事と、自らの当選のお礼を野田さんは述べています。
【参考:韓国マダンでスピーチする野田佳彦議員 http://youtu.be/10T4W1AenJY 】

また歴史教科書問題や、靖国神社に関する、チャイナの日本に対する内政干渉に、野田さんが毅然として抗議したという話を聞いたことはございません。
永久戦犯に関しては、日本の国内法では戦犯は存在しないという認識は示した事があるそうですが…。

第3に、輿石参議院議員を幹事長に据え、小沢派との融和を図っています。小沢一郎さん自身が非常に反日的、かつ親中親韓的傾向の強い政治家であり、この点からも野田総理には多くを期待することはできません。

第4に、一言で言えば、野田さんには国家指導者としての見識と品格が欠けています。
コツコツと真面目に選挙をやり、政界におけるキャリアを積み上げて来た人物であることは確かでしょう。
真面目で慎重な人柄なのでしょうが、およそ首相の器ではありません。

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 更に経済政策について、少し詳しくみるならば、野田さんは財務省主流の財政健全化優先路線を取っています。
その路線上を走り、増税を実行するならば、デフレ不況が更に深刻化することは火をみるよりも明らかです。
1ドル=60円台に突入する超円高となるでしょう。
これは日本経済を破壊する道でしかありません。

 ただ2年後の衆議院選挙を視野に入れると、「成長重視路線」を取敢えず実行し、その後に財政再建に取り組むという柔軟な道も考えられます。
此方の方に傾いてくれればいいのですが、成長重視路線を実現する可能性は恐らく10%程度でしょう。


《危機迫る尖閣諸島-China領海侵犯問題》

 YouTube : http://youtu.be/G3iYKF9rZ30 
 ニコニコ動画: http://www.nicovideo.jp/watch/1314893720

チャイナは、東シナ海を完全制覇する方向へ着々と歩みを進めています。
8月24日、チャイナの漁業監視船2隻(中国農業省漁政局に所属する漁業監視船「漁政201」と上海市所属の「漁政31001」)が、尖閣諸島周辺の日本領海内に侵入しました。

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領海外への立ち退きを迫る海上保安庁に対し、チャイナの漁業監視船は「魚釣島、その他周辺諸島は中国の固有の領土である」と主張し、尖閣諸島を一周して、日本領海を離脱しました。
次の段階ではチャイナは尖閣諸島に漁民を上陸させ、実効支配を固めようとしてくるでしょう。
これは南シナ海でチャイナが西沙諸島や南沙諸島に対して行なった侵略行為をみれば、明らかです。
それと同じパターンで東シナ海の覇権を握ろうとしています。

 一度、チャイニーズが尖閣諸島の島の1つにでも上陸してしまえば、島の実効支配権はチャイナの手に落ちてしまいます。
数年前から私が主張しているように、一刻も早く、日本の自衛隊を尖閣諸島に配備する必要があります。
尖閣諸島はまさに風前のともしびです。



《無秩序化するリビア-成功した仏英の謀略とその結末》

 YouTube: http://youtu.be/JdzWfsJY2WQ 
 ニコニコ動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm15485841

リビアのカダフィー政権が崩壊しつつあります。

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政権崩壊に際しては、フランス・イギリスが反カダフィー勢力を露骨な形で支持し、更にNATOは空爆により直接的な軍事支援を行ないました。
又、カタールとUAE(アラブ首長国連邦)も反カダフィー勢力に加担し、軍事的・経済的協力を行なうのみならず、彼らに活動の拠点を提供しました。

今回の軍事介入に関しては、アメリカはいち早く後方支援にまわり、英仏に比べれば、極めて慎重でした。
イギリスでは、英陸軍の特殊空てい部隊(SAS)が反政府軍の訓練や作戦立案を行ない、積極的に関与しています。
(※この辺りの詳細、見方については、拙著『 超大恐慌の時代http://www.amazon.co.jp/dp/4537258357  第3章で解説した通りです。ご参考下さい。)

 一見、英仏が謀略に大成功し、リビアのエネルギー利権をかすめ取ったかのように見えますが、事態は簡単には終息しないでしょう。
リビアもまた、イラクやアフガニスタンのような、極めて不安定な混乱状況に陥ってゆく事でしょう。
中東において、また1つカオスが拡がることになります。

 リビアが安定した原油供給国として機能できるかどうかは甚だ疑わしいし、混乱と無秩序化の中で、アルカイーダやイスラム原理主義派が大きな力を占めてゆく危険性が大きいと?思われます。
一見、英仏の謀略が成功したように見えますが、最終的には英仏とも、虻蜂取らずに終わり、酷いしっぺ返しを食う事になるのではないでしょうか?

 リビアの崩壊は、北アフリカからの違法移民の防波堤を成していたカダフィー政権の崩壊を意味します。
これにより、イタリアなどへの不法移民流入が増大しています。
これは更にヨーロッパ全体の不法移民による不安定化に繋がります。

 日本では、菅政権が最後の置き土産に、Chineseへの大幅なビザ緩和http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0824&f=business_0824_237.shtml  )と朝鮮高校の無償化を進める措置を取りました。
これらの2つの日本を崩壊に導くような政策にSTOPをかけることが出来ない野田政権であれば、最早、新政権に期待するものは何もないと言っていいでしょう。





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【藤井厳喜アカデミー関係動画・復習用の動画再生リストが出来ました】

 ■ 再生リスト【第1弾・藤井厳喜アカデミー国民の為の政治学講座・全篇
 http://www.youtube.com/watch?v?=zn5eCTbgHxc&list=PL72D9C8776C?E15846
 2010年2月1日開校のガイダンスから全12回講義、補講までの全講座をまとめました。

 ■ 再生リスト2 【近現代世界の国際秩序の変遷:新しい世界史
 http://www.youtube.com/playlis?t?list=PLE25877D424835D45
  こちらは、2010年1月20日の藤井厳喜・講演会で「近現代世界の国際秩序の変遷」について語ったものを、改めてリストにまとめてみました。
 この日、私が伝えたかった事は、歴史的な時系列を振り返り、日本が大局的に言って、国際関係のどのようなポジションにいるかという事です。
  米ソ冷戦後の世界にの権力構造がどのようなものになるか、という点を大胆な仮説も含めて、語らせてもらいました。
ここで取り上げる動画は限られた時間の講演の中の一部の内容ですが、大学で私の『国際関係論』や『新しい世界史』の授業を受講される方のご参考にもなればと思い、取り上げます。

 ■ 再生リスト3 【第2弾・藤井厳喜アカデミー 経済篇(随時更新)
 http://www.youtube.com/my_playlists?p=E4F42E64ED2C36F7

 ■ 再生リスト4 【藤井厳喜AJER出演:経済解説番組
 http://www.youtube.com/playlist?list=PLE09AEB972E22D31B&feature=mh_lolz
 ↑ 随時、更新してゆきます。






※ 藤井厳喜へのメッセージ、講演や仕事等の依頼も、以下アドレスまでお願いいたします。

ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ事務局e-mail : info.cfg.future@gmail.com

★ 【 Cambridge Forcust Group of Japan.Co 藤井厳喜チャンネル】
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《お知らせ:藤井厳喜・新刊 6月24日、いよいよ発売 》
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超大恐慌の時代 』 藤井厳喜・著 (日本文芸社

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ご支援、誠に有難うございます。既に一部、品切れとなっているお店もあるようですが、随時、搬入されるとのことですので、是非、ご注文ください。宜しくお願いいたします。

 世界経済を冷静に観察すると、日米欧中、みな揃って、景気が下降していることが分かります。特に日本においては、日本銀行と民主党政権がデタラメな経済政策を実行しているので、このままでは二番底に陥ることは確実です。
3・11の東日本大震災と、福島原発事故は、事態を更に悪化させてしまいました。
 リアルに世界経済の現状を分析した本ですが、勿論、日本が最後のババを引かない為にどうしたらよいのかの対応策についても論じています。分かりやすく、図表もたくさん入れてありますので、経済が苦手という方も是非、手にとって、読んでみて下さい。
2011年に入ってからの中東騒乱も含む、最新情勢までカバーしてあります。


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「日本はニッポン!」特設ページ( http://www.sowa.ne.jp/nippon/ )も出来ました。