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「保守」はもう死語なのか? ― 街頭で感じた実感

投稿日:2010,03,21

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 昨日、3月20日は、午前11時から、午後12時半まで新橋駅前で、街頭広報活動を行いました。
その後、多くの方は、東京ビックサイトの夫婦別姓法案反対の大会に出席されたようですが、私は、拓殖大学日本文化研究所の日本塾の最終回で、全講師が出席しなければならない為、そちらに出席させて頂きました。

 当日、新橋のSL広場で街宣車の上から、演説をし、また、他の方のお話を聞いていて、感じた事を率直に述べたいと思います。

 昨日、土曜日は、ウィークデイと比べて、サラリーマンの人通りは少なく、いつもよりは人手の少ない新橋駅前でしたが、風だけは春の烈風が吹いていました。

少々、奇妙な、誤解を受ける言い方かもしれませんが、私は、街宣車の上で、スピーチをしながら、既に「保守」という言葉のアピールする力が非常に弱まっているのではないか、と感じていました。
今までは、私達のやる活動を、「保守系の市民運動ないしは国民運動」または、「草莽の保守の運動」と自分達で呼んできましたが、自分の心の中で、この「保守」という言葉にやや、違和感を覚えていました。

それは、信念としての保守主義が間違っているという事ではありません。
そうではなくて、「保守」という言葉のアピールする力が、非常に弱まっているのではないか、と感じたのです。
SL広場を通り過ぎてゆく人達に、「保守」を訴えても、その言葉がもう、一般の人達の心に全く反応を呼び起こさなくなりつつあるのではないか、と危惧しました。

まして、NETの世界の人々には、この事は、もっと痛切にあてはまるのではないか、と街宣車の上で、マイクを握りながら、感じていました。

というのも、保守という言葉自体が、既に手あかにまみれてしまったのではないか。
保守というと、何か、小さな立場の違いにこだわり過ぎて、内部分裂や対立をしている、というイメージが、広まってはいないだろうか。

また、実際に、会話をする人々の中から、「保守」という言葉に対する、違和感や時には、アレルギー感覚を、感じる事があります。
これは、決して古い事ではなく、私自身の感覚でいえば、ここ1週間くらいの新しい出来事です。

講演会や、街頭のスピーチで、私自身も、所謂、リベラルな護憲層にも訴える話をしています。
というのも、今の民主党がやっているのは、例えば、外国人参政権法案にしても、人権弾圧法案にしても、明らかに現行憲法違反の政治だからです。

これらの法案に、反対していく為には、従来の所謂、保守層すら越えて、憲法を守りたいというリベラル層まで巻き込んで、反対運動を展開しなければならないのではないでしょうか。

私自身の言葉でいえば、「常識的多数派」「常識マジョリティー」に、目覚めてもらわなければ、民主党政権は、覆せないのではないか、と思いはじめています。

繰り返しますが、私も日本の保守主義者ですし、日本の保守思想が決して悪いという事はありません。
そうではなくて、運動における「保守」という言葉の力が最早、死に体ではないか、と心配しているのです。

「草の根保守」という言い方よりも、「常識マジョリティー」や「日本大好き」という言葉の方が、より多くの人々を糾合できるのではないでしょうか。

今や私達は、「戦後民主主義者」の良識的な部分にまで呼びかけて、マジョリティーを形成していかなければならないと思います。

 そうしなければ、民主政治そのものが、失われてしまう。
そういう決定的な危機に、我々は直面していると、思います。


 この危機に直面して、私が、思いだす政治家は、故・中川昭一さんです。

彼が、心配していた事は、何であったのか。
彼が、生きていたら、やろうとしていた事は何であったのか。

常に、この事を念頭において、行動していきたいと思っています。

 中川さんとは、私自身の主催した日米保守会議や、いくつもの保守系の集会などで、ご一緒させて頂きました。
ある年の憲法記念日、憲法改正を訴える集会には、小学生のお子さんを連れて、いらした事もあります。

楽しく、談笑した記憶が、蘇ってきます。

彼が、日本の為に、何をやろうとしていたのか。
何が、出来ずに他界していったのか。

その事を、軸に、私たち自身が、行動の方向性を統一してゆく事は、出来ないでしょうか。

今、この事を、強く思っています。





 政治的行動のエッセンスは、戦略にあり、戦略の本質は、事の優先順位の決定にあります。
つまり、政治とは、優先順位の決定に他なりません。

現在、我々が心すべき事は、「人権弾圧法案」が通ってしまえば、日本の左翼ファシズムが完成し、民主党左派が自分達に望むようなあらゆる悪法を通す事が出来るようになる、という簡単な事実です。

そして、人権弾圧法案を阻止する為には、夏の参議院選挙において、民主党の議席を大きく過半数割れに追い込む事です。

我々の政治的行動の全ては、今、そこに集中されるべきです。
参院選における、民主党の敗北。
それこそが、最高の優先順位です。

今、その実現のために、あらゆる小異を捨てて大同につくべきであると考えます。

その為には、「保守」という言葉の利用すら、反省してみる必要があるでしょう。

これは、空理空論ではなく、私が街頭の実践活動で感じた実感そのものです。
様々な人々(年齢、職業、立場、環境、男女の別や、社会階層の違いを超えた)との対話を通じて、感じた実感でもあります。

皆さんからの、多数、お寄せ頂きました、御手紙やメール、FAX等々を読ませていただく中でも、同様の事を感じた次第です。

皆さんは、どうお感じでしょうか?


 一緒に、一喜一憂することなく、助け合い、そして、頑張っていきましょう!!!!





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(ここのところ、メールの量が連日、倍々増状態となり、更に外での活動が増え続けている為、全てのメールに個別返信が厳しい場合があります。状況、ご理解頂ければと願います。← それでも全て拝読は必ずさせて頂いております。)


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