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「密約」こそ外交の本質

投稿日:2009,12,03

日米間の核密約を暴くと民主党は意気込んでいるが、誠に愚かであり、幼児的発想という他はない。
米軍の核兵器を日本領土に持ち込む密約に関しては、これが日本の安全保障に大いに役立ってきた事は確かである。
この密約を擁護し、敢えて外交的な嘘をついた、日本の指導者を称賛するブログを私は既に公表している。

外交の本質は、密約にある。

極端な場合、首脳同士が約束した事柄は、文書にも条約にもならず、二人の間の機密事項として、そして紳士協定として履行される。
これが、最高レベルにおける外交の現実である。

例えば、第二次大戦後、日本の天皇陛下とマッカーサー将軍の間では、6回の会見が催されている。
この折、両者の間では、日本の占領政策に関して最高機密に関する会談が行われ、両者間には必ず何らかの公にされない合意があったはずである。
それをお互いに、公にはせずに、黙々と実行する事により、両国の共通の利益は実現されたと考えられる。

国家の元首の間の合意とは、本質的にこのようなものである。
条文も条約もなく、お互いに約束を黙々と履行する事により、最高度の国益を確保するのが、外交の常道であり、また、外交交渉の奥義でもある。

はっきり言えば、密約を守れない国は、外交が出来ない国である。
外交が守れないとは、すなわち真偽が守れないという事であり、真偽が守れなければ、国家間の最高レベルの交渉は成立しえない。

民主党が行いつつある密約の暴露は、日本が外交真偽を守れない国家であるという事を世界に宣言する事である。
つまり、日本は高度の外交は一切できない国であるという事を世界に宣言するに等しい愚行である。

繰り返し言う!
日本の民主党が、核の持ち込みを拒否したいなら、それを秘密裏に通告し、自民党政府が行った密約は、秘密裏に解消するというのが当然の外交的行動である。

つまり「今までの自民党政権では、米軍の核兵器持ち込みを黙認していましたが、我々の政府は黙認しません」と秘密裏にアメリカに通告すればよいのである。
つまり、秘密に約束した内容は、秘密裏に解消すればよいのである。
これが最低限の外交的ルールであろう。

こういった外交上の暗黙のルールを破る、民主党の政策は、外交政策そのものの運用を不可能にすると言わざるを得ない。
何よりも世界に向けて、日本人の信用を破壊しているのである。
これは、国家政府の事に限らない。
「日本人は、約束を守らない民族である」、と世界に宣言しているに等しい。

日本民族と日本人の信頼を決定的に失わせる歴史的犯罪である。


さて、本日(12月3日)は、永田町の議員会館前で、また民主党本部前で、外国人参政権に対する反対のデモンストレーションが行われた。
私は、地方出張からの帰りでこれに駆けつけようとしたが、雨天のためもあり、デモンストレーションが、予定より早く終了してしまった為、残念ながら参加する事が出来なかった。

午後6時過ぎに民主党本部前にタクシーで駆けつけた時には、デモの人波は一切消えていた。
チャンネル桜に電話を入れ、事情を了解し、ただちにチャンネル桜に駆けつけた。
幸い、その場にいた水島社長から直接、抗議の盛り上がりの様子を直接聞く事が出来たのは、不幸中の幸いであった。

雨の中、抗議活動に参加された皆様には、心から敬意をはらい、感謝させて頂きます。

次回は必ず行動を共にするという決意を新たにして、チャンネル桜を後にした。


詳しくの当日の様子は、以下動画をご覧いただきたい。


【12.3 日本解体阻止】国会前座り込み街頭宣伝活動[桜H21/12/4]


臨時国会の閉会を前にして、国会議員に直接「外国人参政権付与反対」の意志を伝えるべく行われた「日本解体阻止!! 守るぞ日本!国民大行動 第4弾 国会前座り込み街頭宣伝活動」の模様を、ダイジェストでお送りします。


【12.3 日本解体阻止】国会前座り込み街頭宣伝活動報告[桜H21/12/7]

生憎の天候に見舞われながらも、国会閉会前日のこの日に、なんとしても「外国人地方参政権付与」に反対する草莽の声を上げねばならないという志で300名もの人々が参集し、民主党本部前でもア ピールを行った「国民大行動第4弾」の模様をお送りします。