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日本を破壊する民主党予算

投稿日:2009,10,17


 10月16日、2010年度予算の概算要求が発表された。
史上最大の95兆381億円である。

09年度の税収は、40兆円を下回る可能性があり、赤字国債の新規国債の発行額は50兆円の大台に乗ると予測されている。
つまり、税収よりも国債発行による収入が多いという極めて歪んだ財政が民主党政権で現実のものとなるわけである。

それでは、それだけの赤字予算を組んで、日本の景気が上昇するかと言えば、多くのエコノミストは2010年の経済成長はマイナスになると予測している。

経済状況が厳しいのは、今まで野党であった民主党の責任ではないが、この経済危機にあたって如何にも予算編成のポイントが的確ではなく、無駄な支出を増やし、本当に必要な予算を削っているところに大問題がある。

現在、民主党は、かつての自民党の組織票であった農家や医師会を自らの支持層に抱き込みつつある。
これに旧社会党的な左翼利権を加えたものが、民主党が最も重点的に予算を配分する階層である。
旧自民党的な利権構造と、旧社会党的な利権構造が、合体した最悪の利権政権となっている。

例えば、観光振興予算などは明らかにシナからの違法入国者を増やす補助金にしかならないであろう。
また農家の所得補償は、自立しようとしている日本の農業を社会主義的悪平等によって破壊するものである。
最も経済効率の悪い農家を税金で支えるという日本の農業の自立と全く逆方向の予算配分である。

また、高速道路の無料化は、社会の基本インフラである高速道路の維持管理費をないがしろにし、長期的には高速道路の安全性を脅かす事になるだろう。
また、自動車輸送のみが優遇化されれば、排気ガスの増大が問題になるのみならず、鉄道や海運とのバランスも崩す事になる。
民主党関係者は高速道路利用の推進が一般道路の交通渋滞を減少させるので、環境にマイナスではないと主張しているが、国民を納得させる客観的なシュミレーションは未だ提出されていない。

高校の無料化は一見、善政のようにも見えるが、図書館整備費等々の予算と合わせて、使いようによっては日教組に対する純然たる補助金となるはずである。

本を書く立場から言わせてもらえば、かつて千葉県の船橋市立図書館で明らかになったように、公立図書館の一般的傾向は、左翼関係図書を異常に多く購入し、一般国民の読みたい良書や保守的ないし、愛国的傾向のある図書を徹底的に排除しようとしている。
あるいは購入された良書を一般人の目に届かないような形で隠蔽したりする卑劣な行為も行なわれている。
また、売れもしないような左翼関係の書籍が相変わらず発売され続ける背後には、全国の公立図書館がこれら左翼関係図書を集中的に購入しているという背景もある。
また、この図書館整備費なるものが、国会図書館内の言論統制局(恒久平和局)の創設に使われるのではないかという疑念も抱いている。

総体として言うならば、今回の民主党予算は、概算要求の段階での批判ではあるが、自民党政治以上に利権分配的である。
無駄を省くと言いながら、旧自民党的な利権はこれを収奪するが、一方、自分たちの新しい利権には予算を惜しまず分配する、というのが民主党予算の特徴である。
別の言い方をすれば、国民経済の為に、真に必要な部門には予算を分配せず、不必要な部門に優先的に予算を配分し、財政赤字を必要以上に膨張させている予算である。

総体としてみるならば、自民党政治と何ら変わっていないどころか、寧ろ悪くなっているとさえ言える。
国防を中心とする国民の安全を無視し、寧ろ、それを破壊する方向に予算を分配しているのが民主党の特徴である。