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西村幸祐さんトークライブ『ああ言えば、こうゆう』in阿佐ヶ谷ロフトA 出演


西村幸祐さんトークライブ『ああ言えば、こうゆう』in阿佐ヶ谷ロフトA 出演

 今晩、西村幸祐さんのトークライブに参加して来た
大変活気があり、新しい国民の運動を実感するイベントだった。
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26日の山村明義さんとのシンポジウムに参加してくれた方も、駆け付けてくれて、会場は約100名弱の人々が集まり、立ち見まで出る盛況ぶりだった。

参加者は、私の他に、日本ウイグル協会のイリハム・マハムティさん、作家の三橋貴明さん、衆議院議員の城内実さん、東京都議会議員(民主党)吉田康一郎さん、であった。
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始め30分くらい西村さんの一人語りで、特に台湾の親日映画『海角七号』の予告編を、台湾版、日本語版と続けて上映し紹介してくれた。
予告編を見ているだけで、感動が伝わってくるような映画である。


是非、観たいと思う。

次に、イリハムさんのウイグルの実態に関するレポートがあり、恐ろしい現実が我々の前に報告された。
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金で雇われた漢民族の女性が、注射針でウイグル人の少女を刺している現場がウイグル人達によって差し押さえられ、所謂、『注射針テロ事件』の実態が明らかになった感がした。要は、あらゆる状況を利用して、シナ共産党は、ウイグル人を手に負えないテロリストと決めつけ、これを民族絶滅に追い込もうとしているのだ。
恐るべきことは、ヨーロッパ、アメリカの民主国家も、この現実に目をつむり、ウイグル人を助けようという声が湧きあがってこない事だ。
同じトルコ系民族としてウイグル人虐殺に最も声を上げていたトルコ政府までもが、シナからトルコへの巨額の投資案件により、口を閉ざしつつある、という事実をイリハムさんが指摘してくれた。

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事の大小は異なるが、私の本が、当初約束した出版社から出版拒否にあっている現実と重なり合った現象であると思った。
シナ共産党は、時には鞭を、時にはアメを巧みに使い分け、情報操作をし、日本人のみならず外国人の頭脳を洗脳しようとしている。
これこそが情報戦であり、現代の最も重要な闘いなのである。

シナ共産党は、国内では露骨な弾圧をするが、国外ではそのような露骨な暴力は用いることが出来ないので、おのずと金銭を使った買収工作を幅広く展開している。
トルコまでもがシナに買収されてしまえば、ウイグル人のジェノサイドに抗議する外国政府は一つも存在しなくなる。
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しかし、このトークライブは、直接集まったのは、100人弱に過ぎないが、ニコニコ動画で中継され、多くの人々がこれについてブログを書き、e-mailを発信するなど、広範にこの情報は伝わってゆく。

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そこに現代に生きる我々の希望がある。

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完全なネット世代の三橋さんは、マスコミの情報操作と堕落を糾弾しながらも、寧ろ先行きに関しては楽観的であった。

常に、行動し、自らの言論の手ごたえを感じているので、悲観主義に陥らずに済んでいるものと思う。
実際、インターネットを中心に多くの人々がメディアの情報操作に汚染されずに、有りの儘の現実に目覚めつつある。
これは実に、大きな変化であり、新しいそして逞しい動きが日本国民の中に胎動している事を感じさせられる。

城内実さんも選挙に大勝した事もあり、意外に楽観的であった事には驚いた。
彼は、今は自民党員ではないので、無所属の議員として、自由に活動をしながら、新しい国民的政党を模索しているようである。
彼の基本路線は、私がブログで書いた『新中道路線』と極めて近いものである。
というよりも、殆ど同じものであると言って良い。

従米市場原理主義の小泉自民党を右とするならば、従中ばら撒き福祉の鳩山民主党は左である。
共通項は、両者とも拝金主義であり、現世利益主義である。
これに対して、私が提唱し、また城内さんが賛同してくれているところの政治路線は、故郷日本を大事にする事を基盤に、右も左も抱擁し、経営者も労働者も共に救済していくような新しい国民政党の路線であり、これを「中道主義」という事は言葉の正しい用法であると思う。

民主党候補にも圧勝した城内さんの言葉には、前向きの明るさがあって、希望に溢れていた。

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私は、色々なテーマについて述べたが、特に、「東アジア共同体」なるものが、如何に成立不可能なものであるかについて、聴衆の皆さまに語りかけた。
ヨーロッパ共同体は、数々の困難を克服して成立したが、これを成立させたような要素は東アジアでは全く欠けている。

鳩山首相は、自動販売機から缶コーヒーを買うように、「東アジア共同体」が容易に成立可能であると考えているようである。誠に愚の極みという他は無い。

自ら、現実と格闘し、主体的にものを考えるという力が殆ど欠如している、意志薄弱な人間のように見える。
別の言い方をすれば、洗脳し、情報操作し、利用するには最も使いやすいタイプの人間なのであろう。誰が、彼の頭脳を操作しているか?

については、今さら言う必要もないであろう。

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阿佐ヶ谷ロフトAは、討論酒場といったタイプの場所であり、右左を問わず、多くのトークライブが活発に開かれている。

私は以前、新宿のロフト・プラスワンには何回か発言者として出席したが、それは随分前の事である。

阿佐ヶ谷のロフトAの雰囲気は、新宿のそれよりも、はるかに前向きで、新しい時代の躍動を感じさせる雰囲気であった。

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26日のシンポジウム、28日のトークライブで、今までにはない新しい伸びてゆくベクトルを感じる事が出来た。
日本は、民主党政権の誕生により、短期的には確かに悪くなっていくだろうが、マスコミの呪縛から解放され、自ら明るい未来を開こうとしている自立した日本国民の存在を実感した。

またその自立した人々が新しい形で相互に連帯し、情報を共有し、発信し、運動を展開してゆくというエネルギーも確かに拡大しつつある。

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