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昨日、呉竹会で平沼先生講演

投稿日:2009,12,10


昨日、夜6時より、呉竹会アジアフォーラムの例会で、平沼赳夫先生が講演された。
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約1時間に渡る講演は、日本を代表する保守主義政治家として誠に見事なものであった。
保守系の人々が中心の聴衆は、完全に平沼先生の演説に魅了されていた。

平沼先生の演説は、元よりゆっくりと噛んで含めるような名調子である。
言葉と言葉の間にゆっくりと間を置きながら、言葉を選びつつ、明瞭な発言でお話をされるので大変分かりやすい。
今日の日本政界において誠に少ない品格のある政治家である。

一度、脳梗塞で倒れられて、その後遺症から喉が枯れておられた時期があったが、昨晩は声の調子もほぼ病気前に戻ったような感じで、自らの愛国者としての信念を堂々とお話になった。

先生の述べられた国体観、歴史観には大きな感銘を受けた。
単純な事ではあるが、日本国は天皇を中心とし、天皇陛下のもとに団結した国家であるというのが愛国者の基本理念でなければならないが、その単純な事を先生は明確に述べられた。

そして、皇統は男系男子でなければならず、その点において皇室典範の解約に先生は断固反対されて来た。
小泉郵政改革への反対にしても、その他の点に関しても、平沼先生は常に言動一致であった。
言葉による約束を行動で示されて来た方である。
その点で、国民を裏切ってこなかったという実績がある。

くだくだしくは述べたくはないが、現行の民主党政治への批判も聴衆の胸を大きくうったのは言うまでもない。

思えば、私は石原慎太郎都知事に真正保守党の結成を期待した。
それは終に実現されなかった。
多くの人々同様に、安倍晋太郎首相にも期待したが、彼は首相在任中に一度も靖国神社を参拝せず、裏切られた想いだけが残った。
今、日本の真の愛国者を糾合して、民主党の亡国政治を止める事が出来る指導者は平沼先生を置いて他にはあるまい。

講演会の最後に、花岡代表幹事の質問の後に、私が少々の時間を頂いたので、質問ではなく、平沼先生に次のようなお願いをした。

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「日の丸を背にして演説するのに、平沼先生ほど似あった政治家は今日、日本には他におりません。
只今のお話を平沼内閣の施政方針演説と思いながら、聴かせて頂きました。この会場に集まった方々の多くがそうであるように、日本の真の愛国者には、今、投票する党がありません。
来年の参議院選挙において、平沼先生が自民党総裁でなければ我々は自民党には投票する気持ちにはなれません。
もし、そうであれば、先生には是非、真正保守党を創って頂いて、我々の力を結集して頂きたいと思っております。
この会場に集まった方々は、必ず先生のもとに馳せ参じると思います。」

概、以上のような事を申し上げた。

平沼先生は簡潔に、「激励を心から感謝します」とだけ答えられたのであった。

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当日、会場に呉竹会の頭山会長が、会場に掲げた大きな垂れ幕が二つあった。
その内の1つは、東郷平八郎元帥のものであり、日本海海戦に際しての有名な言葉であった。
即ち、「皇国の荒廃この一戦にあり。各員、一層、奮励努力せよ。」

会の冒頭において、頭山会長は、「今やこの意気込みで我々は闘わなければならない。」と聴衆を叱咤激励された。

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温厚な頭山先生にしては、誠に激した言葉であった。
現行の民主党の亡国政治を深く憂いておられる事は明らかである。

講演会の後の懇親会で、頭山先生がおっしゃったところでは、帰りの車にお送りする時、平沼先生は来場される時とは全く異なった決然とした表情で、会場を後にされたという。

おそらく平沼先生の本意は新党などと軽々しくいうのではなく、あくまで自民党を本来の保守党に戻す事が正道であるとお考えになっているのであろう。
それ故に、今日まで耐えに耐えて、敢えて新党を創らず、あくまで平沼グループという事で行動をされて来たのであろう、と思う。

しかし自民党総裁が谷垣氏では、最早、私には民主党と自民党の区別はつかないのである。
先生には当面はどうあれ、真正保守党を創り、その党首として来年の参議院選挙に臨んでもらいたいものだと期待している。





お知らせ:「習近平来日に際しての抗議デモ」
http://www20.atwiki.jp/uyghurissue/pages/16.html 




日時: 12月12日(土)  13時半 集合、14時 デモ隊出発
会場: 常盤橋公園
デモコース: 常盤橋公園→外堀通り→日航ホテル前右折→日比谷公園
主催団体: ウイグル問題を考える会
http://www20.atwiki.jp/uyghurissue/

協賛団体: 日本ウイグル協会、台湾研究フォーラム、南モンゴル応援クリルタイ、チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、チベット青年会議日本支援委員会、日本チベット友好協会、中国民主団結連盟


2009年7月5日に首府ウルムチにてウイグル人による政府への改善要求のデモが行われました。
これはそれに先立つ6月26日に起きた広東省の玩具工場でのウイグル人虐殺事件に対して、適切に処置するよう求める平和的なデモでした。
しかし現地政府はこの平和的なデモを武力によって鎮圧し、多数の犠牲者を出しました。

シナ共産党はこの「75ウルムチ事件」への対策チームを結成しましたが、その総責任者となったのが 習近平 です。




12月14日から17日に日本を訪れる予定の彼が、ウルムチ事件における虐殺を行った張本人であると言えるでしょう。
習近平を迎えるにあたり、「ウルムチの虐殺を忘れないぞ!」との強いメッセージを訴えていきたいと思います。

その最初のアクションとなるデモについては「こちら」をご覧下さい。

皆様のご協力とご参加をよろしくお願い致します。
なお、在日ウイグル人を中心に、習近平・訪日に反対する人々の記者会見が12月14日(月)、午後2時から外国人記者クラブで開かれる。
私もこの記者会見に主催者側として同席する予定である。


【習近平シナ国家副主席来日に際しての記者会見】

日本ウイグル協会は、シナの習近平国家副主席来日に合わせ、習近平国家副主席に対し、本年7月に発生したウルムチ事件の責任の追及を行うこと、及び、ウイグル人の惨状を広く世に問いかける為、記者会見を行います。

日時: 12月14日(月)14:00から16:00
場所: 外国人記者クラブ (有楽町電気ビル北館)
主催: 日本ウイグル協会

本年7月5日に発生したウルムチにおけるウイグル人虐殺の責任の多くは、ウルムチ事件の対策チームのトップとして対応にあたった習近平国家副主席にあります。
習近平国家副主席は、対策チーム内部に慎重論も起こる中、「どの民族が起こそうが、暴力事件には徹底して対処する」と発言、徹底した武力鎮圧を主張しました。
その結果、当時の王楽泉新疆ウイグル自治区書記を始め、地元の武装警察の暴走を許し、多くの人命が失われることになったのです。

習近平国家副主席の決断如何によっては、数千人にも及ぶ犠牲者が出ることは無かったでしょう。
この点からも、日本ウイグル協会は今回の記者会見を通じ、習近平国家副主席に対し、確固たる抗議の意志を表明致します。